先日お会いしたお客様。
若くて美しい小柄な女性でした。
お話を伺うと、その容姿からは想像出来ないタフな方。
いえ、タフにならざるを得ない状況がそこにはあったのでした。
東日本大震災。
あの時、「ペットたちはどうしているのだろう?置き去りにされているのでは?」
と、ふと思った彼女の足は自然と被災地へ向かっていました。
ひとり。ふらふらと。
そこで目にした光景。人はもちろん、動物達の置かれた過酷な現実。
その日から彼女のボランティア活動が始まりました。
2011年3月11日。
あれから2年以上経った今、被災地に入っていた多くの動物愛護団体も手を引き
始めています。しかし、それでもまだ多くの動物達が置き去りにされています。
彼女はそんな残された子たちの為に、いまでも毎週週末に動物達のごはんを沢山
積んで福島に通っています。 「毎週」です。平日は普通にお仕事をしながら。
そして、残された子たちに置き餌をし、捕まえられる子は保護して自宅に連れて
きます。避妊虚勢手術をし里親さんを探したり、あまりに人馴れしない子や病状
が思わしくない子はご自身で面倒をみています。しかも彼女、猫アレルギーだそ
うで。「猫が特別好きっって訳でもなかったんですけどねぇ…」と…。
どこかの団体という訳でもなく、個人ボランティアとして活動されているので
ホームページを作ったり、譲渡会を開催したりはなかなか出来ず、同じ被災地
で保護活動をしている団体さんなどの譲渡会に参加させてもらったりして地道
に里親さんを探しています。
それでも保護したい子がまだたくさん福島に待っている。
彼女の家の猫たちはなかなか減りません。
打合わせにいちいち参加してくれた人懐こい三毛ちゃん。
人馴れしていたので無事里親さんがみつかったそう。よかったね。
他の子はみんな人馴れしていなくてお姿拝見出来ず。クローゼットやお布団の中
など、この時点で9匹がいたはずにゃんだけど…
個人で活動されているので、フードや猫砂、福島までの交通費や病院代と金銭
的にも大変なご負担だと思います。
福島に行く前にはフード等の支援を募集されている事があります。
もしこのブログを見て、こういう活動をされている個人ボランティアさんを応
援したい、と思って頂けたら是非ご協力をお願いします。(今募集していなく
ても度々募集がかかりますのでたまにチェックしてあげて下さい)
■原発20km圏内 猫ごはんボランティアがほしいもの
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/1I9GBWJDGHMJ/ref=cm_sw_r_tw_ws_Nl85pb05NZ7MQ
■Mさんのボランティア仲間の方のブログでMさんの活動の一部が紹介されています
http://animaldemo.blog.fc2.com/blog-category-16.html
■Mさんのボランティア仲間・フリーカメラマンの太田康介さんのブログ
現在の福島の猫達の状況なども見られます
http://ameblo.jp/uchino-toramaru/entry-11554535352.html